原液が入った小サイズの容器と、水で希釈して使う大きなサイズの空ボトルをセットしてシュリンクパックします。
小サイズの方はPETシュリンクRシールで問題なし・・・
難問は、大きい方が柔らかい材質で、かつ中身が入っていない空ボトルなので、横方向の収縮応力が強いタイプのシュリンクフィルムだと、ボトルが潰れて変形してしまいます。
PETやPSのようなラベルタイプは不向きです。
また、被せる方向をいろいろ工夫してみてもどうもうまくいきません・・・
こういう場合はオレフィン系シュリンクやPPシュリンクの薄ものが適しています。
オーバーラップしてしまうわけです。
製袋品となると、厚みは20ミクロン=0.02㎜がおすすめですね。
「斜めに溶断」がミソ!(写真右)
写真のパターンで使用したのは、興人ポリセットSW101 (オレフィン系)20µサイドシール袋、シーラーで開口部を密封しています。
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2011年04月
ちょっと容量が多い目の、片手で持った時多少重みを感じるくらいの容器。
材質がPE(ポリエチレン)やPE主体のラミネートなどのこともありますが、表面が滑りにくい処理(加工)を施してあるようです。(写真左)
シュリンクフィルムがPP以外のもので、チューブやチュービング品かつRシールやオーバーラップタイプ、しかも厚みが薄いとなると、もう包装作業性は最悪です。
元々タイト(フィルムサイズが小さめ)な設計のPETシュリンクは、この場合提案するには無理なパターンとなることでしょう。
容器にフィルムを被せることができないわけですから・・・(写真右:もうこれ以上は被せられません)
しかし、PVCは使えないとか、小ロット(1000~5000個ほど)であるとか、短納期ものとなれば、やはりPETシュリンクで提案するのがベターかなと思われます。
そこで、どうにかしてPETシュリンクが無難に使えないものか、包装作業性と仕上がり具合を確かめながら、いろいろ試行錯誤してみました。
結果的には次のような対策が出てきました。
以前、神戸の某化粧品メーカーの小さなサイズの化粧水ボトルで、同様の経験がありました。
多少製袋作業に難がありましたが、毎月一定の量を数年間ご購入いただいておりました。
フィルムの表裏を逆に製袋することで、滑りが比較的良好なフィルム外面=帯電防止面がチューブ内側になり、なんと、するっとフィルムが被っていくではありませんか・・・
これならなんとか行ける!
たぶん、収縮においても、滑りがよくなることできれいに仕上がるものと思います。
100点満点ではありませんが(70点程度でしょうか?)、多少は作業性が向上できるようです。
ただし、フィルム外面が未処理(無静防)となるので、多少ホコリが付きやすくなるかもしれませんが、どの程度かはわかりません。
また、裏刷印刷なら白ベタ面が最後になりますので、当然すべりはよくなるので、こういった対策は不要ですね。
PSシュリンクならさらによく滑ってくれるはずです。
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北海道のお客様よりうれしいお便りをいただきました。
ナチュラルチーズ工場の牧場タカラ「ミルク・チーズ工房」さま(北海道虻田郡喜茂別町)
経木製のワッカに入ったチーズのオーバーラップ包装で、オレフィン系シュリンクを採用いただきました。
美味しそうな春の新製品が出来上がったようです・・・
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